東京都認知症介護指導者 愛称「ぺこちゃん」ブログ
認知症のある人は何よりもまず人である
2017-04-14
「もし自分が認知症になったら、この施設でどんな風に生活したいだろうか?」と考えたことありますか?
認知症を抱えていても、自分を“認知症の人”としてみてもらいたい人は誰もいないはずですよね。
私ももちろんそうです。
一人の人間として、また社会の一員として接して欲しいと
思います。
【認知症のある人は何よりもまず人である】
♪新入職員♪
2017-04-05
4月1日 あじさいに3名の新入職員が入職いたしました。
新しい仲間が増えていくこと とても嬉しく思います。
こうして志のある方々と一緒に仕事ができることに
感謝いたします。
あじさいではすごい技術よりも
【こ・こ・ろ】があったかい方を求めています。
よく私が言う言葉ですが、技術はあとからついてくる、
大事なのはこころです!
相手を大切に想う気持ちが大事ですよね。
いくらすごい技術をもっていても、いくらすごい知識をもっていても、スピードが早くても・・・・
乱暴なケアや声掛けをするのは違いますからね。
大切にしているもの・・・
2017-03-13
大事にしているもの・・・・
長谷川和夫先生(認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長)からいただいたこの色紙です。
長谷川式認知症スケール(HDS-R)を作成されたことでも有名ですね。
平成22年8月から2ヶ月間 研修センターに通い
10月に無事 指導者になることができました。
この研修のときに、長谷川先生とお会いすることができ
認知症の方と関わるときに大切なこととして
教えをいただきました。
あれから6年。今でもこの言葉は大切にしています。
若年性認知症
2017-03-09
今日は「若年性認知症」について書いてみたいと思います。
認知症は、一般的には高齢者に多い病気ですが、65歳未満で発症した場合、若年性認知症といいます。
65歳未満というと、働き盛りの世代でもあり、病気になるとご本人はもちろんですが、ご家族への影響も大きいですね。
厚生労働省が若年性認知症の実態を調査し、2009年に発表した結果では、若年性認知症患者は、調査時点で4万人弱。
男性の方が女性よりも多く、発病年齢は平均で約51歳。
若年性認知症は、脳血管性型とアルツハイマー型の2つが圧倒的に多く見られます。罹患者は少数ですが、高齢者でも見られる前頭側頭葉型やレビー小体型、事故などで脳に損傷を受けたために起こる頭部外傷後遺症や、多量のアルコールを飲む事で脳が委縮する、アルコール性の認知症なども見られます。
認知症は高齢者だけが患うものではなく、若い世代でも認知症になる事があるんだということをよく知っておく必要がありますね。
物忘れが出始め、仕事や生活に支障をきたすようになってきても、まだ若いから、、自分が、家族が認知症になるなんて、、、
という思いで認知症であるとは気付かなかったりします。
病院で診察を受けても、うつ等と間違われることもあり、診断までに時間がかかってしまうケースが多く見られます。
まずは早期発見、早期治療が大切といわれています。
まさか、主人が、まさか母が、、そしてまさか自分が、、、、と思ってしまいますが、そのまさかがあり得るということですね。
「認知」と「認知症」
2017-02-27
気になること・・・
「認知進んできたよね」「認知あるの?」という言葉を耳にする事があります。
「ん???」どういう意味?だろう???認知が進んだって?
認知がある?ない?ってどういうこと?
もしかして「認知症」のこと?をいってるの?
「認知」
1.人間などが外界にある対象を知覚した上で、それが何であるかを判断したり解釈したりする課程のこと(Wikipedia)
2.親子関係のうち、父子関係において、生殖上の意味での父が不明な子を懐胎した母の夫が「認知」すること(Wikipedia)
上記のことから考えると
介護・福祉業界で「認知がある」等使われていますが
正しい遣い方ではないですよね。
少なくとも私たち専門職は正しい言葉
「認知症がある」「認知機能に支障がある」と使うように
したいですね。
認知症とは・・・・認知症とは病名ではなく様々な原因によって
の病的変化が起こり、それによって認知機能が低下して
いくもので、認知機能の低下が原因で日常生活全般に支障を
きたす状態。
(おおむね6ヶ月以上持続している状態)